精密と誠実がモットーです

有限会社 園部製作所

高精細な業務用印刷機やロケット、アミューズメントパークの遊具部品など、業種を問わず金属の精密切削加工を手掛けて約50年。1ミリの1000分の1という世界の中、手間と技術を要する精密切削部品の小ロット生産を得意としている。

金属部品の精密加工
sonobe-works Co., Ltd.

有限会社 園部製作所

住所
〒136-0072 江東区大島8-25-3
tel
03-3682-0242
fax
03-3638-3573
代表取締役
園部 晋介
URL
https://sonobe-works.com/

1ミクロンの精度。難削材も得意です

先々代が大島に設立して約半世紀、様々な金属部品を製造し続けている園部製作所。住宅地の一角にある工場は決して大きいとは言えないが、30年以上同社を懇意にしている企業も少なくない。

金属部品同士の溶接がうまくいかないなら一体化してみてはどうか、コストがかかるなら別の方法で作ってみてはどうか、お客さんの困りごとには親身になって対策を考えて提案していく。また、トラブルがあればすぐにお客さんのところへという姿勢、価格競争で敗れゆく同業者も多い中、そんな誠実な対応が顧客との信頼関係を支えている。

園部製作所は最新の機械設備も積極的に採用し、常に進化し続ける技術を柔軟に取り入れている点に強みがある。昔ながらの手法にこだわらず、「腕の良い職人がいてもそれを発揮できる機械がなければ意味がない」というのが同社の考え。精密切削部品を数個~数百個つくる小ロット加工が得意で、量産する時は自ら冶具を作る。自社で設計製造できるノウハウがコストや納期面で差別化を図れている。

若い職人がはたらきたくなる会社にしたい

さらに5年前からは、若手社員による組織体制の強化にも力を入れている。かつて職人の世界では背中を見て、手を動かして自ら覚えることが重んじられてきたが、今は時代が違う。プロセスシートを作成して記録と振り返りを習慣化するなど、組織として技術の継承をサポートしている。その成果もあってか、現社長に事業継承してから離職した若手社員は一人もいない。「やっていること自体は変わらないんですが」と園部社長は謙遜するが、定着率の低さが叫ばれる製造業において、この状況はまさに工夫と努力の賜物と言える。

工場では、ものづくりが大好きな先代も引き続き現役で活躍。積年の経験に基づく豊富な技術と知識が若手社員に与える影響は大きい。また、4年前からは近隣の工業高校よりインターン生の受け入れも行う。温故知新を体現するような組織の将来性も、同社への高い期待となって注目を集めている。

父の背中を見て「楽しそうだな」と製造業の世界に飛び込んだ園部社長。現在は父、弟とともに組織を牽引する立場となり、「若い世代にものづくりの楽しさを伝えたい」と語る。顧客の悩みを我が事のように考え、より良い技術を絶えず探究する姿勢は、世代を超えて社内全体に行き渡っているようだ。